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2013年12月2日 仏教新聞から転載です

東支会代表が昨年7月に宗杰師の依頼を受けて代理落札した仏画が、このたび貴重な文化財であることが証明されました。

群山東國寺‘双林涅槃図’宝物級価値
チョンウテク教授“仏教美術史上重要な位置を占める”

群山東國寺住職宗杰僧侶によって去る7月韓国に帰還した‘双林涅槃図’が朝鮮仏画の独創的な推移を示す上で大変重要な文化財という主張が出てきた。
チョンウテク東国大教授は11月30日、国立中央博物館で開かれた東岳美術史学会第63回定期学術発表会でこのように強調した。
チョンウテク教授は“1447年に発行された<釈譜祥節>を手本に描いた作品”とし“描かれた時期は1500年代後半すなわち壬辰倭乱(日本では「文禄慶長の役」)以前の16世紀仏画”と指摘した。
引き続きチョンウテク教授は“朝鮮前期仏画は国内外に約120点あるが、壁画を除いた朝鮮前期仏画は国内に3~4点しかない”とし“このような点を考慮する時東國寺双林涅槃図は仏教美術史的に重要な位置を占める”と明らかにした。
<記事続く>

2013.12.2「仏教新聞」から転載

補足

(写真)<史上例がない世界最初の発見である仏画'双林涅槃図'で仏様の舎利を分けて背負ったまま運ぶ場面>

今回の仏画には仏舎利を分けて背負ったまま運ぶ場面が生き生きと表現されている。
東アジアの涅槃図では空前絶後な特異な姿に関心が集まっている。
チョンガンヨン韓国伝統文化大学教授が分析作業を進行した結果、近代に開発された顔料は使われていないことが確認された。
今回の涅槃図には深砂、孔雀石などの無機顔料が使われた。
セミナー参席者らは“宗杰僧侶の多大な努力で還収した今回の仏画は、民間次元の正常な文化財還収事例”という共感を確認した。

東國寺住職宗杰僧侶は“朝鮮前期は仏教を抑圧した時期なのにかかわらず、相当な水準の仏画を製作したことを確認したという点で意味がある”としながら“民間次元で可能ならば海外に搬出された文化財を還収して正しくなされた調査過程を経て価値を認められるようにする契機になるように願う”と語った。

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