懺悔文碑建立

去る3月12日、東国寺総務・宗杰師ご一行が来日され、大本山総持寺に禅師さまを拝問したほか、諸堂を拝観しました。同日夕刻から、池袋サンシャインシティ―で「宗杰師歓迎会」(「東国寺を支援する会」主催、東アジア仏教運動史研究会後援)が開催され、日韓の交流が計られました。  同歓迎会では、宗杰師から「五つの提案」が示されました。(下記参照)
 その第五に、曹洞宗が戦争責任への自己批判を込めた『懺謝文』(1992)の碑を、東国寺境内に建立してもらいたいとあります。 日韓仏教交流の第一歩として、大変ふさわしい計画と受け止め、宗杰師のご提案を実現すべく、「東国寺を支援する会」は、懺謝文碑を建立することに致しました。

懺謝文碑建立に当たり、多数のご寄付・ご協力誠にありがとうございます。この場をお借りして改めまして感謝申し上げます。

宗杰師からの「五の提案」 2012.3.12

第一:毎年陽曆の9月28日に東国寺の開山記念法会を両国の合同で、東国寺で 奉行する。
第二: 東国寺の毎年の開山記念日に開山祖の內田仏観禪師禪師をはじめ、日本人の住職お三方と涅槃された韓国人の住職お二方の忌祭を合同で行う。(これを韓国では茶禮齋といいます。)
第三:「東国寺を支援する会」は政治的な理念とか思想から一切離れて、韓日両国の純粹な仏教文化をお互いに伝播するため、定期的に学術文化交流を開催する。
第四:「東国寺を支援する会」を中心として,東国寺を旧錦江寺のように復元することに意見を共にしながら、韓国の仏教を日本に知らせ、日本の仏教を韓国に知らせるために相互協力する。
第五:2012年の東国寺の開山記念日に曹洞宗の大竹明彦宗務総長の名前で発表された『懺謝文』を彫り込んだ石碑を東国寺の庭に建てて除幕式を行おこなう。「東国寺を支援する会」には協力をお願いしたい。

懺謝文碑完成予定図

※懺謝文碑内容はこちらをご覧ください。

懺謝文碑建立・除幕式

2012年9月16日、東国寺境内に懺謝文碑が建立され除幕式が開催されました。日韓仏教交流の礎(いしずえ)とならんことを。(Youtube参照)

2012年9月16日、東国寺でおこなわれた除幕式の様子。
本寺禅雲寺住職、曹渓宗社会部長、群山市長、議員などが来賓として出席、約500人の参加者で賑わった。

2012年11月4日 高宗の子・義親王の10男・李錫氏が「懺謝文碑」を見学

高宗の子・義親王の10男・李錫氏が「懺謝文碑」を見学に訪れました。そして大変感激されたとのことです。(by 宗杰師)

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